【体験記2】倒れたら危ない!救急搬送の現状
こんにちは、ボックのIDEACAFEです。
今回は、コロナ禍の現在に”救急車を呼ぶとどうなっているのか”についてお話しします。
⇩前述の体験記で触れた通りですが21年7月に祖母が倒れました。
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当日の状況
ケアマネージャーの方と鍵を開けて家に入った時には、倒れてから1日以上時間が経っていたかもしれません。発見次第慌てて救急の連絡をしました。
救急車自体が駆けつけてくれるのは早く、10分ほどでした。熱中症や倒れた時の外傷が少しあるようでしたが、救急隊員の方は身体の状態や車内への搬送まで迅速に対応してくれました。
しかし、ここからが問題、、
受け入れてもらえる病院に搬送されるまで2時間ほどかかってしまいました。
”たらい回し”という言葉が浸透してしばらくですが、救急車の中で隊員の方が一つずつ病院に連絡していくのです。年齢、性別、状況、病状などを説明して返事を待っての繰り返しで、こちらがダメならあちらを、というように近い病院から聞いていきます。
こうした”病院に受け入れてもらえない”という問題を無くすために、都内では東京ルールというものが存在するようです。東京ルールとは、地域救急医療センターを通じて病院を探してもらうというものです。医療センターが調整することで、より迅速に搬送することを目的とされています。搬送病院を探してから20分程経過している場合又は5つ以上の病院にしても受け入れ先が見つからない場合に適応されます。
このルールをもってしても、搬送病院が見つからない程に難しい現状である、医療は逼迫しているのです。
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救急車内から一度で複数病院に確認が取れるシステムの提案
受け入れ先の病院がなかなか見つからないのはコロナ禍だけが原因でしょうか?
私は、そうは思いません。搬送の情報共有の方法にも改善の余地があると思いました。
<現状の搬送病院を選定する方法>
(1)近くの病院Aに患者の情報を伝える
⇩この間約5~10分
(2)病院Aの回答を待つ ⇨受け入れ可能ならその病院へ
⇩
受け入れ不可の場合、病院B,C,D,,,と順に(1)(2)のフローを繰り返す
これでは時間がかかっても仕方がないです。仕方がないですまされない現場であるのに、、
そこで私は、一度で複数の病院に確認が取れるシステムを提案します。
<提案したい搬送病院を選定する方法>
(1)地域病院(病院A,B,C,D,,,)につながるポータルサイトに情報を入力
⇩それぞれの病院が確認
(2)地域病院(病院A,B,C,D,,,)が受け入れ可or不可を救急車に連絡
このシステムがあれば、複数の病院に同時に連絡することができます。
みなさんが友人とお食事に行く際にLINEグループで参加できるのは誰か聞くのと同じでいいのです。なぜこのような簡単なことが今、用意されていないの不思議でなりません。手間や時間を短縮することによって1人でも多くの命や1秒でも不安な時間を無くしていければと思います。
こちらの記事を読んでいただけた方の意見や知恵をお借りしたいです。賛否のご意見いただければ幸いです。
何が起こるか分からない時代。想定外を無くしていくためには、どれだけの備えが必要なのでしょうか。それで改善できるなら憂うことも必要かもしれませんね。